騎手、枠順、脚質、コース実績、距離実績、近走成績、血統……競馬における予想ファクターは種類が非常に多く、どれを取捨選択するかは多くの馬券購入者にとって永遠のテーマとも言える悩みだと思います。
どうやって予想したら馬券は当たるのか? どの予想ファクターを使えば回収率は上がるのか?
これについて僕の持論を述べるならば、予想ファクターは何でもいいです。
「いやいや、何でもいいってことはないだろ?」「あらゆる情報を駆使しないと勝てないんじゃないの?」といった声が聞こえてきそうですがこれには続きがあります。
予想ファクター自体は何でもいい、ただし年間を通して固定せよ。
これはどういう意味なのか、詳しく解説していきます。
予想ファクターを固定すべき理由
自分の的中率を正確に把握できる
予想ファクターを固定すべき最大の理由は、「そのファクターを使って1年間予想し続けた場合」の的中率が分かるということです。
もしレースごとに予想ファクターをコロコロ変えてしまうと、馬券が当たっても当たらなくても、その原因を追究することができません。毎回同じ予想の仕方をしていれば予想が外れてレースを振り返ったときに、馬場適性を読み間違えたのか? 展開予想がずれていたのか? など反省を次に活かして予想精度を向上させることができます。
そしてもう一つ的中率を正確に把握することで得られるメリットがあります。それは自分が狙えるオッズが分かってくるということです。
例えば自分の単勝馬券の的中率が10%だったとすれば、10回に1回は的中できるわけですから、単勝11倍以上のオッズを狙い続ければ理論上はプラスになるということです。
もちろんただ漠然と11倍の馬を買い続けるのではなく、きちんと予想した上でその馬が勝つと予想したときにだけ買うようにしましょう。逆に単勝オッズが10倍未満の馬が勝つと予想した場合は、そのレースの馬券購入を見送るという判断ができます。
そうすることで無駄な負けが減り、回収率は劇的に向上するはずです。
情報の取捨選択ができるようになる
競馬予想をする上で、より多くの情報を取り入れることで的中率がアップすると思ってる人は多いと思います。僕もかつてはそう思っていました。しかしそれは間違いです。
予想ファクターが多すぎるとかえってノイズになり、迷いを生んで予想がぶれてしまいます。僕の経験上、長時間悩んで迷った末に買った馬券でいい結果が出たことはありません。迷いなくスパッと決められたときの方が当たっていることの方が多いのです。
予想ファクターを固定して予想を続けていくと、自分の予想精度が分かってくると同時に、このファクターは要る、要らないというのがだんだん分かってきます。要らないと判断したファクターを除外していくことで時短にも繋がり、より効率よく競馬予想をすることができます。
個人的に必要ないと思う予想ファクター5選
あくまで僕が個人的に必要ないと思う、普段使っていない予想ファクターを挙げていきます。まだ自分の予想スタイルが定まっていない人は参考にしてみてください。
①血統
「競馬ってブラッドスポーツだから血統の知識が大事なんじゃないの?」と思っている人は多いと思います。僕も競馬を始めたばかりの頃はそう思い込んでいました。
ですが実際のところ、血統をまったく考慮しなかったとしても予想はそれなりに当たります。どんな良血馬であっても好走する保証はないですし、逆もしかりです。血統予想は勉強して理解するのにかなりの時間を要する上に、的中率・回収率にあまり影響を与えないことを考えると、とてもコスパの悪い予想ファクターと言えます。
極論、血統を気にするべきなのは生産者サイドや馬主の方たちであって、馬券購入者にはあまり必要のない情報なのです。
②調教
レース前の追いきりの様子や調教タイムは多くの予想家が言及している人気の予想ファクターですが、あてにしすぎるのは危険です。
もちろん馬のコンディションが良いに越したことはありませんが、調教タイムがそのままレースの着順と比例するなら誰でも的中できますよね?
仮に調教で時計が出ていなかったとしても、調教師に何らかの意図があって軽めのメニューで調整している可能性もありますし、そういった情報が完全に表に出てくるわけではありません。
以上のことから、調教でその馬の良し悪しを判断するのは得策ではないということです。
また、レースが近づいてくると一週前追い切りの情報がSNS等をにぎやかしますが、好時計やポジティブな情報が出ると過剰に人気して馬券妙味が薄くなることもあります。
多くの人が注目している予想ファクターだからこそ、安易に飛びつかず冷静に俯瞰して見ることが大切です。
③パドック・馬体診断
予想家によるパドック解説や馬体診断をチェックしたり、自分の目でパドックを見て予想の参考にしている方も多いと思います。
「パドックで良く見えた」「歩様が良い」「毛ヅヤが良い」「馬体の張りが~」こういったフレーズがレース前になると飛び交いますが、これらの要因が勝敗にどれほど関わっているのか、僕は正直疑問に思っています。
有名予想家たちのレース回顧を読んでみても展開やラップについての言及が多く、パドックでの様子や馬体について振り返っている人はあまりいないことからも、勝敗への関連度は薄いと言えます。
またnetkeibaというサイトの競馬新聞にパドック速報が表示されますが、たいてい1番人気の馬はA評価だったりするのでそこに妙味が生まれるわけでもありません。
④馬体重
レース30分前になると各馬の体重が発表されますが、これも気にしすぎる必要はない項目です。前走の体重よりも大幅に変動していると人気が落ちることがありますが、その馬が勝つと本気で予想しているのならむしろオッズがついてラッキーくらいに思いましょう。
そもそも500キロ前後ある生き物の体重が10キロ、20キロ増えたところで微々たるものです。それに、体重が増えた理由がただ太ったのか、筋肉量が増えたのか、専門家でもない限り正確に判断することはできません。
馬体重は気にするだけ無駄、と覚えておきましょう。
⑤過去10年のデータ
重賞レースにおける過去10年のデータや傾向を熱心に調べている人は非常に多いですが、僕から言わせれば「過去は過去、今年は今年」です。出走する顔ぶれも騎手も、天候も馬場状態も毎年異なるわけですから、データが必ずしも当てはまる保証はありません。まあ有利な枠順くらいは抑えといて損はないと思いますが、データを過信するのは禁物です。
2024年の有馬記念ではレガレイラが勝利しましたが、3歳牝馬の有馬記念優勝は実に64年ぶりでした。10年どころか60年以上起きていなかったことが起こるのが競馬です。
また、Xやブログなどで情報発信している予想家の中には「前走が〇〇mのレースで着順が〇着以下の馬は~」のようにあらゆる要素を掛け合わせてその条件に当てはまる馬の勝率や連体率を公表している人も多いですよね。
あれぶっちゃけ意味あります?(笑)
しかもそれだけ理屈をこねくり回して消してる馬が10番人気以下の大穴馬だったりすると、「そんなの誰でも消してるわ!」って思いますよね。
あの手のデータを発信している予想家の中には自身の的中率や回収率を捏造して、有料予想を販売している悪質な予想家も存在しますので皆さんも気を付けましょう。
有名予想家の予想は無視していい
競馬予想をする上でプロの予想家の予想を参考にする人も多いと思いますが、今日からやめましょう。
上で書いたような悪質な情報商材屋は言うまでもなく、実績のある有名予想家の意見であっても気にする必要はまったくありません。何故かというと、
- 人気の予想家であればあるほど多くの人が参考にしているのでオッズ妙味がない
- 他人の意見に流されているだけだとレースを振り返って次に生かすことができない
- 自分で予想する力が身につかない
以上の理由が挙げられます。競馬で勝ち続けられる人というのは大衆の意見に左右されず、自分が勝つと思う馬・馬券に絡むと思う馬を淡々と買い続けられる人です。そして、自分なりの予想スタイルを確立して検証と振り返りを続けられる人です。
このブログを読んでくださっている方は競馬予想が上手くなりたい、馬券で稼ぎたいと思っている方だと思います。
決して楽な道ではありませんが、本気で回収率100%超えを目指したい人は時間をかけて検証を繰り返し、独自の予想スタイルを作り上げていきましょう。



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